planernosuke’s blog

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最近の相場私見 ユーロ円について

こんにちは

今回はユーロ円の相場についての私見を綴ろうと思います


ユーロ円は私もショートポジションで入っているので経験を元に書いていきます


2020年3月のコロナショックのタイミングで円高が進み、1ユーロ116円ほどの水準になりました

その後多少の変動はありながらも今1ユーロ132円までつけました

ヨーロッパのコロナ感染感染拡大、イギリスのEU離脱を筆頭に、EU復興基金等の事象から変動が起こっている印象です


個人的には南欧を中心に観光業主体の国々の経済回復が遅れていること

また、コロナ前から移民排除等の雰囲気もありナショナリズムの高揚があり

割とカオスな環境にあるのがユーロだと思っていました


今は欧州中央銀行の緩和政策も転換機にきており

アメリカに続き、長期金利の上昇を進めていくと、この先円安が続いていくとの懸念が個人的にはあります


ドイツ、フランスとこの先選挙があるため、安定していた政治がどうなるかが懸念材料であり


コロナについても、イギリスはワクチン接種が進んでいるのEUとしては遅れており


この点を踏まえた目線で様子を見ていく必要があると思います


後ほど各国の状況について、整理しようと思います


以上です

ドル円の長期目線

こんにちは

今日はドル円についての長期的な考えを述べたいと思います。


有事の円買とのことで、何か世界的に不測の事態が起こると円は買われ円高になっておりました。


しかし2020年3月のタイミングは有事でありましたがドル円相場を見るとドルが買われ、

円安に進むと言うこれまでは見たことのない展開になり(世界トップの基軸通貨であるドルを確保するためにドル買が進んだため)

1ドル111円の水準まで円安が進みました。


その後、コロナの感染拡大の影響等もあり

1ドル102円の水準まで円高が進みました。

今はアフターコロナ、米の長期金利上昇等もあり再び1ドル110円付近の円安になっております。


日本は対外債権が世界トップという状況であり、その結果有事の際は円高になると言われることが多いですが


今後について、私見を述べると

日本は今後人口減少が進み、衰退していくと思います。

その背景としては、経済が衰退する国の通貨は相対的に価値が落ちると考えられると思うからです。

なので、長期的に考えればドル円相場は緩やかに円安方面に進むと考えます。

(一方アメリカは先進国の中で見ても若い人が多く、移民も積極的に受け入れているため、今後も成長が続くと思われます)


以上のことからクロスドル円に置いては長期で考えるならば

ドル円のロングポジョンを長期で想定しつつ、短期の変動で利を狙っていくのがベストかと思います。


以上になります。

為替相場の先行きについて、ドル円編

こんにちは。かなりお久しぶりです。


今日は為替相場ドル円の見通しについて、私見を綴りたいと思います。


因みに今日の銀行公示中値レートは108.14です。


2021年3月より、アメリカの長期金利上昇から一気に円安方面に進んでおりました。


そして4月始めは110.84をつけ、今月については緩やかに落ちていき、今108円前後という状況です。


この先どうなるか。


個人的な短期予想としては暫くのボックス圏内の推移が続くかと思っております。


アメリカ株がバイデン大統領の増税発表から一旦下げており


このタイミングでテーパリング(金融引き締め的な)をするにはなかなか難しい状況であると思います。


株については、金余りは引き続き継続するかと思われるので

株価がどうなるか難しいところです。


5月はセルインメイです

4月にかけて株価調整が続いているので、5月にも下げが継続するか個人的には疑わしいですが

暫くは様子見スタンスが良いかと思われます。



以上になります。

最近の不動産投資マーケット

こんにちは

 

私まねすけは中古マンションをスーモ等のサイトで見ることが趣味になりつつあるので

 

 

最近思うことを書いていこうと思います

 

 

中古マンションの価格について

 

やはり2,3年前と比べると全体的に高いですね

 

自分が見ているのは東京23区、神奈川、埼玉、千葉辺りなのですが

 

2,3年ほど前にいいなと思って内覧した物件が今はその時の価格では買えないです

 

 

新聞やニュース等諸々の情報、仕事で扱う不動産投資の話から考えても

 

今は価格が高止まりしていて

 

平均利回りもかなり低いです

 

 

 

私としてはあわよくば買いたいと思っているので(投資用としてでなく自己使用で、勿論住宅ローン利用で)

 

2000万円〜4000万円くらいの価格帯で探しています

 

 

マンションのいいところは戸建より買い換えがしやすいところですね

 

理由としては

日々管理費、修繕積立金を払っており、メンテナンスがしっかりされていて価格が落ちにくい

 

同理由から次買う人も買い換えも見据えて購入できる

 

ここら辺ですかね

 

 

上記しましたが

 

今は価格から考えるとあまり買い時ではないと思いますが

銀行金利は下がりきって若干上がり始めた兆しがあるので

 

いい物件があったら買うスタンスで良いと思います

 

 

 

不動産投資をやってみたいと思ってる方は

 

 

実際にサイトで見て

内覧してみるといいと思います

 

実際に見てみると住む妄想もできてかなり楽しいです

 

 

見るサイトはスーモ等大手の不動産仲介サイトでもいいですし

 

 

例えば投資用不動産でしたら

 

楽待

 

それなりにお金の蓄えがあり

一発当てたいなら

不動産の競売サイトを見ても面白いです

 

 

ここら辺については今度記事を書いてみよう思いますので宜しくお願いします!

 

副業、不動産投資をするには

こんにちは

 

今回は、副業を考えた時に選択肢の1つに出てくる不動産投資について考えてみようと思います

 

不動産投資って何?どうやるの?

色々出てくる疑問を、銀行員の立場から考えて色々書いていこうと思います

 

まず副業でいう不動産投資とは簡単に言うと

収益物件(アパート等、以下収益物件と書きます)を所有し、貸し出すことで賃料を得て収入を稼ぐことで、これが最もメジャーなパターンだと思います

 

最近はニュースでかぼちゃの馬車スルガ銀行等でかなり話題になったと思います(悪い意味で)

 

また不動産価格の高騰、長期的な日本の人口減少等もあり

 

不動産投資に対する見方は年々厳しくなっています

 

銀行も3、4年前に比べてかなり審査目線が厳しくなりました

 

不動産投資はどんな人がやるのか

 

銀行で見る、最も多く難易度が低いパターンが地主が相続税対策も兼ねて

土地にアパートを建てるパターンです

 

相続税は空き家よりもアパート等を建てて貸し出した方が相続税計算上有利になります

 

詳しくはFPの試験範囲とがっつり被るので見てみてください

 

他のパターンとしては

資産を持っている方が事業の多角化として、収益物件を購入するパターンです

 

 

素人の資産があまりない人が不動産投資をできるのか?

 

正直に申しますと銀行借入が伴うパターンだとかなり厳しいです

 

よほど良い物件でない限り難しいと思ってください

昨今の経済背景もあり銀行はかなり審査を厳しく見ます

 

収益物件を購入する場合は、必然的に借入期間も長期になります

 

収益物件の注意点

 

年々、建物自体が劣化をしていき

賃料が下がること、定期的な修繕が必要になることです

物件にもよりますが10年に一度くらいのペースで数百万円は修繕等で余裕でかかります

足場をしっかり組む場合だと500万円近くかかります

修繕とはペンキの塗り替えや、付属設備の交換等をすることが多いです

 

買う時はまだ建物も綺麗で良い賃料を設定できても

年々劣化、また周りには新しく綺麗な建物ができるため

住居者はよりいい物件に住み替えていくものです

 

借入がある場合は最低限の住居者数を確保しないと収入が返済を下回るため

 

赤字となります

 

こうなった場合に資産がある方でないと成り立たなくなってしまうため

厳しく見るのです

 

 

素人で資産がない人が不動産投資をするには

 

区分所有(マンションの1室等)の収益物件を自己資金を多めに出し購入

 

賃料収入等をため、買い替えを行い

徐々に物件を大きくしていくのが現実的だと思います

 

 

今は不動産の価格が上がってしまっているため

個人的には今は不動産収入以外でお金をため

 

不動産価格が下がった時に買うのが良いと思います

 

不動産価格も株等の指標と同様に中長期的なスパンで価格が変動しています

 

 

今不動産で利益を上げている方は

リーマンショック直後に不動産を仕入れた方や、目利き力がある方が多いです

 

 

今は銀行の目線は厳しいので

余程良い物件を見つけてくるか、銀行借入なしで不動産を買っていくことが現実的に有効です

 

 

 

お金を借りる戦略、ビジネス編

こんにちは

 

前回プライベート面でのお金を借りる考え方を書いたので

今回はビジネス面での借入を考察しようと思います

 

 

ビジネスで借入をする

ビジネス面とはつまり

個人事業主、法人が事業をするためにお金を借りることです

 

 

うちの会社は儲かってるし借入してないと思うよ

 

以前友達が言ってた言葉なのですが

 

借入は経営が行き詰まっている会社がするもの

 

といった考えた方がおそらく一般的なのかとは思いますが

 

ビジネスの上では借入はより儲けるために必要な重要な戦略になります

 

また運転資金として

回収と支払いに差がある時に必要になります

この辺は簿記を勉強するとよくわかります

www.planernosuke.com

 

戦略的な借入として以下の具体例で考えてみようと思います

 

例:薬用シャンプーを販売する会社

材料や製造費用として1000円でシャンプーを作り、2000円で売るビジネスをしている会社があります

1年間で作った分を全て売り切ります(前提:他の諸経費であったり、マーケットの成長等は深く考えないとします)

 

会社は資金を100万円持っています

 

シャンプー1個作るのに1000円かかるので

資金100万円を使うと1000個シャンプーを作れます

2000円で1000個売れると合計200万円になります

 

100万円あれば1年間で200万円になります

 

 

仮にこの活動に銀行から1000万円を5年間で借りしたとして

資金1000万円を使い1万個シャンプーを作ります

2000円で1万個売ると合計2000万円になります

 

1年間で1000万円が2000万円になります

 

 

銀行からの借入が金利2%だとして

1年間で1000万円の借入に金利2%かかると

20万円の利息になります(5年間、毎年利息を20万円払うとします)

1年間の元金の返済が200万円(1000万円÷5年)

合計220万円毎年返済します

 

これを前提として

5年間過ごしたとします

 

銀行借入なしと、銀行借入ありのパターンを見てみましょう

 

借入なしの場合

 

初め:100万円所有

1年目終了:200万円所有(100万円のコストで200万円の売上)

 

2年目終了:400万円所有(200万円のコストで400万円の売上)

 

3年目終了:800万円所有(400万円のコストで800万円の売上)

 

4年目終了:1600万円所有(800万円のコストで1600万円の売上)

 

5年目終了:3200万円所有(1600万円のコストで3200万円の売上)

 

 

5年間で100万円が3200万円になります

 

 

銀行で最初に1000万円借入した場合

 

初め:1100万円所有(資金100万円+借入金1000万円)

1年目終了:1980万円所有(1100万円のコストで2200万円の売上、借入金の返済220万円)

 

2年目終了:3740万円所有(1980万円のコストで3960万円の売上、借入金の返済220万円)

 

3年目終了:7260万円所有(3740万円のコストで7480万円の売上、借入金の返済220万円)

 

4年目終了:1億4300万円所有(7260万円のコストで1億4520万円の売上、借入金の返済220万円)

 

5年目終了:2億8380万円所有(1億4300万円のコストで2億8600万円の売上、借入金の返済220万円)

 

5年間で100万円が2億8380万円になります

 

 

人件費やその方諸々の経費を全て無視していることや、成長しているマーケットである等

かなりの乱暴な設定になっていますが

 

 

5年間で3200万円、2億8380万円

 

このくらい数字の差が出てきます

借入金がより大きくなれば売上もより大きくなります

 

借入をするメリットを理解することができたと思います

 

このように資本が大きければ大きいほど規模を大きくすることができます

 

 

ビジネスを大きくするためには借入は非常に重要であります

戦略的に有効に使うことが大切です

 

お金の調達は借入だけでなく、社債の発行や上場して資金調達する等色々ありますので、興味ある方は調べてみてください

お金を借りる時の考え方

こんにちは

 

今回はお金を借りる事について考察してみます

 

お金を借りると考えると、銀行から借りる、消費者金融から借りる等色々あると思いますが

 

今回は銀行借入を想定してます

 

銀行借入の基本

 

個人が銀行から借り入れするときは

使い道が、消費性資金、事業性資金の大きく2つに分けられ

 

個人事業主で事業を行なうための借入以外は

基本的に消費活動での借入としてローンを利用する事になります

 

消費性資金としては

住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、使い道自由のフリーローン、カードローンがあります

 

借入をして、毎月決められた金額を返済する形が最もオーソドックスです

 

 

借入をする時に1つキーワードになる言葉があります

 

それは

期限の利益

 

期限の利益は簡単に言うと

借入した金額を毎月決められた金額返済していれば

決められた期間内は、銀行から返済の請求をされることはないですよ

 

といったものです

 

 

よく銀行では

 

期限の利益の喪失

といった言葉を使います

 

例えば、毎月の返済が遅れてしまった場合、銀行側は初めに契約した時に交わした契約内容違反として

全額返済を請求することができます

 

これが期限の利益(約束通り返済していれば決められた期間は返済の請求を受けない)喪失です

 

期限の利益はお金を借りる側にとってのメリットであり

期限の利益を喪失することは

全額返済をしないといけない→自己破産

 

といったように考えることができます

 

これまで借入したことある方は契約書をよく読んでみてください

必ず期限の利益の喪失について書かれています

 

期限の利益の喪失をする事象は他にもありますので

詳しくは契約書等を読んでみてください

 

期限の利益を活かす

 

期限の利益は借入した人にとってメリットです

 

契約書の約束通り返済していれば

銀行にとやかく言われることはないということです

 

住宅ローンの繰上返済

 

特に住宅ローン等で考えてほしいのは

せっかく期限の利益があるのに

無理に繰上返済をして借入を減らすのが本当に有効か

ということです

 

 

35年等の長期的な借入は、人生設計をする上で重要になります

 

繰上返済をすることは支払う利息を減らすことになりますが

繰上返済をせず、利息を減らさないことで

別の事にお金を使うことができます

 

お金を払うことで、別のことを行うことができる

 

例えば、繰上返済資金を旅行資金に充てる等です

 

人生ではその時そのタイミングでしか行えないことが数多くあると思います

 

例えば20代のうちに留学に行く、子どもが小さく自分が若い時にアクティブな旅行をする

 

等、考え方としては時間(機会)をお金(利息)で買っているに近いです

 

 

そう考えると

その他のローンもきちんと収入がある方が何かの目的を果たすために

 

お金を借りる事は戦略的にはありだと思います

 

その時その時しかできない事は確実にあります

そういった機会を得るために戦略的な借入をする事は考え方として常に持っていた方が良いです

 

社会人になったばかりの人が生活やプライベート充実のために

イカーローンで車を買うことも

機会を利息で買う必要な戦略です

 

時間をお金で買う考え方は以前記事にしたので良かったら見てみてください

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注意

借入する時は返す事をきちんと考えて借りましょう

 

期限の利益の喪失は、破産と考えてください

 

きちんと期限の利益を喪失せずに済む見通しをたてて

お金を借りましょう